2023年5月11日より、mdxのご利用に際しては、予めmdxポイント(以下、「ポイント」)をご購入いただく必要があります。
仮想マシンやストレージなど(以下、「資源」)を利用することで、購入したポイントが消費されます。(プリペイドカードのイメージです。)
ポイントの購入およびお支払方法、資源別の消費ポイント一覧については、本ページをご参照ください。また、課金についてはmdxチュートリアル動画でも説明していますので、併せてご参照ください。
なお、ポイントには有効期限があります。ポイントの払い戻しは一切いたしませんのでご注意ください。
mdxポイントについて
- 1ポイントあたりの価格は1円(税別)です。
- 購入したポイントは、プロジェクトごとに管理され、同じユーザがmdx上で複数のプロジェクトを作成している場合であっても、他のプロジェクトには流用できません。
- プロジェクトに複数のポイントが登録されている場合には、以下の優先順でポイントを消費します。
①ポイントの有効期限が早いもの
②有効期限が同じ(e.g. 3月31日)場合、ポイントの登録日が早いもの
消費ポイント一覧(2023年度)
- お試しプロジェクトは無料(ポイントの購入は不要)です。
- 計算資源は、プロジェクトタイプによって、消費ポイントの差があります。(下記表参照)
- 通常プロジェクトは、「起動保証仮想マシン用予約分」*および「仮想マシン起動分」**に応じて消費されます。
- ノード専有プロジェクトは、仮想マシンの起動の有無に関わらず、ユーザが申請した資源量*に応じて消費されます。 - ストレージ資源は、ユーザが申請した資源量(容量)*に応じて消費されます。実際の使用量ではありません。
- グローバルIPアドレスは無料でご利用いただけますが、プロジェクト申請ポータルまたはユーザポータルで必要数を申請いただく必要があります。
* プロジェクト申請ポータルまたはユーザポータルで申請し、割り当てられた資源量
** 実際に起動した仮想マシンに使用した資源量
※各資源の詳細スペックは、システム概要をご参照ください。
資源種別 | プロジェクトタイプ | 利用資源 | 消費ポイント | 消費開始のタイミング | |
計算資源 | 通常プロジェクト | CPUパック *1 (1パックあたり) | 起動保証仮想マシン用予約分 *8 | 0.2ポイント/時間 | 申請が承認された時点 |
起動保証/スポット仮想マシン起動分*9 | 0.2ポイント/時間 | 仮想マシンを起動した時点 | |||
GPUパック *2 (1パックあたり) | 起動保証仮想マシン用予約分 *8 | 50ポイント/時間 | 申請が承認された時点 | ||
起動保証/スポット仮想マシン起動分*9 | 50ポイント/時間 | 仮想マシンを起動した時点 | |||
ノード専有プロジェクト | 汎用(CPU)ノード(1ノードあたり)*3 | 60.8ポイント/時間 | 申請が承認された時点 | ||
演算加速(GPU)ノード(1ノードあたり)*4 | 800ポイント/時間 | ||||
ストレージ資源 | 仮想ディスクストレージ (1GBあたり) *5 | 0.03ポイント/日 | 申請が承認された時点 | ||
高速内部ストレージ (1GBあたり) *6 | 0.03ポイント/日 | ||||
大容量ストレージ (1GBあたり) *6 | 0.02ポイント/日 | ||||
オブジェクトストレージ (1GBあたり) *7 | 0.01ポイント/日 | ||||
グローバルIP アドレス | 無料 ※但し、申請は必要 |
- *1 通常プロジェクト用CPU:1パックあたり1仮想CPUコア+1548MB(約1.51GB)メモリ
- *2 通常プロジェクト用GPU:1パックあたり1GPU+18仮想CPUコア+約57.60GBメモリ
- *3 セキュア(ノード専有)プロジェクト用CPU:1ノードあたり152仮想CPUコア+約256GBメモリ
- *4 セキュア(ノード専有)プロジェクト用GPU:1ノードあたり8GPU+152仮想CPUコア+約512GBメモリ
- *5 仮想マシン起動用の仮想ディスク用ストレージのサイズ
- *6 ファイルシステム領域のサイズ
- *7 ユーザポータルで申請
- *8 起動保証仮想マシン用にプロジェクトに割り当てられた予約資源
- *9 起動中の仮想マシン(※仮想マシンの種別は問わない)で使用している資源
※*3から*8は、仮想マシン起動の有無、データの保存量に関わらず、割り当てられた資源量に応じて消費される
計算資源(CPU,GPU)のポイント消費イメージ
仮想マシンには、「起動保証仮想マシン」と「スポット仮想マシン」の二種類があります。
それぞれの計算資源(CPU,GPU)のポイント消費は、下表のとおりです。
「起動保証仮想マシン」として起動するには、まずはプロジェクト申請ポータルまたはユーザポータルで、必要なGPU,CPUの量を申請(予約)する必要があります。
起動保証仮想マシン用に割り当てられた資源(=起動保証仮想マシン用予約分)がある場合は、ユーザポータルで仮想マシンを起動する際に、”起動保証仮想マシンとして起動する”にチェックを入れます。ここでチェックを入れない場合は、「スポット仮想マシン」として立ち上がります。
仮想マシン種別 | 計算資源の消費対象 | 備考 |
起動保証仮想マシン | 「起動保証仮想マシン用予約分 」+ 「仮想マシン起動分」に応じてポイントが消費されます。 | 「起動保証仮想マシン予約分」は、仮想マシンを起動していなくてもポイントが消費されます。 |
スポット仮想マシン | 「仮想マシン起動分」に応じてポイントが消費されます。 | 仮想マシンの起動が保証されていないため、mdx全体の資源量が逼迫した際は、仮想マシンの起動ができない、または、起動できても停止される可能性があります。仮想マシンを停止したくない場合は、起動保証仮想マシンの利用をご検討ください。 |
以下の図は、仮想マシンのポイント消費のイメージです。

- 赤枠で囲まれた部分が, 「起動保証仮想マシン用予約分」です。
- 黄色および青部分が「仮想マシン起動分」です。※黄色がスポット仮想マシン、青が起動保証仮想マシン
- プロジェクトの資源量については、ユーザポータルのプロジェクトタブ>「プロジェクト情報」にてご確認いただけます。
ポイントの購入方法
- 新規購入、追加購入のいずれも、「プロジェクト申請ポータル」にて申請ください。購入方法は、mdx利用手引きの「5.ポイント申請の流れ」をご参照ください。
- ポイント購入は、プロジェクト申請ポータルにて「ポイント購入者」として登録のある方のみ、申請可能です。
- ポイントは以下の購入受付期間内であれば、随時購入可能です。
当該年度利用分:4月1日から翌年1月31日まで
翌年度利用分(予約):2月1日から3月31日まで ※2023年度利用分を除く - 1ポイントあたりの価格は1円(税別)です。
- ポイントの購入単位は、5,000ポイント(5,000円/税別)となります。
- 一度購入したポイントは、有効期限切れ、不要になった等理由のいかんを問わず返金しません。
ポイント付与の時期
ポイントの付与は支払方法により異なり、それぞれ以下のタイミングで行われます。
- 銀行振込(請求書払い):購入申請がmdx管理者によって承認された時
- クレジットカード決済:購入申請がmdx管理者によって承認され、ユーザによるクレジット決済が完了した時
- 学内振替:購入申請がmdx管理者によって承認された時
ポイントの有効期間
ポイントの有効期間は、ポイントが付与された日から6ヶ月*または年度末(3月31日)までのいずれか早い日までとなります。
4月1日から9月30日に購入したポイントについては、年度末を待たずに付与日から6ヶ月を経過した時点で失効します。
10月1日から翌年1月31日に購入したポイントについては、6ヶ月経過を待たずに年度末で失効し、翌年度への持越しはできません。
- 4月3日にポイント付与⇒10月3日24時(10月4日0時)失効
- 4月30日にポイント付与⇒10月31日24時(11月1日0時)失効
- 8月30日にポイント付与⇒2月28日24時(3月1日0時)失効 ※閏年の場合は、2月29日24時(3月1日0時)失効
- 11月25日にポイント付与⇒翌年3月31日24時(4月1日0時)失効
ポイントのお支払方法
お支払い方法は、以下の三通りです。
- 銀行振込(請求書払い):原則、東京大学所属者は利用不可。但し、科研費を除く。
- クレジットカード決済:東京大学所属者は利用不可。クレジット決済の場合、購入申請の承認後5営業日以内に、ユーザ自身で決済用ページ(外部)にて決済を行っていただきます。なお、クレジット決済に限り、1回あたりに購入できるのは5,000,000(500万)ポイントが上限となります。
- 学内振替:東京大学所属者のみ利用可。但し、科研費の場合は銀行振込のみ。
<所属および支払予算による支払方法一覧>
支払者所属 | 東京大学 | 東京大学以外 (個人を含む) | ||
---|---|---|---|---|
支払予算 | 科研費 | 科研費以外 | 全ての経費 (支払予算を問わない) | |
支払方法 | 銀行振込(請求書払い) | 〇 | × | 〇 |
クレジットカード決済 ※一括のみ | × | × | 〇 | |
学内振替 | × | 〇 | × |
<支払方法による発行書類一覧>
発行書類 | 請求書 (郵送) | 明細 | 領収書 |
---|---|---|---|
支払方法 | |||
銀行振込(請求書払い) | 〇 | 〇 | × |
クレジットカード決済 | × | × | × |
学内振替 | × | 〇 | × |
<請求月および支払方法等変更期限>
お支払い方法が銀行振込(請求書払い)または学内振替の場合、ポイント付与日を基準に月ごとの購入ポイント数を合算後、以下の請求月に請求または学内振替を行います。
ポイント購入申請の取消・お支払方法の変更およびお支払情報の編集は、以下の変更期限まで可能です。但し、ポイント購入申請の取消は、「ポイントが未使用の場合」に限り可能です。
ポイント付与月 | 請求月 | ポイント購入申請取消・ 支払方法変更期限 |
---|---|---|
4月 | 6月 | 4月末日 |
5月 | 7月 | 5月末日 |
6月 | 8月 | 6月末日 |
7月 | 9月 | 7月末日 |
8月 | 10月 | 8月末日 |
9月 | 11月 | 9月末日 |
10月 | 12月 | 10月末日 |
11月 | 1月 | 11月末日 |
12月 | 2月 | 12月末日 |
1月 | 3月 | 1月末日 |
2月~3月 (翌年度利用のみ) | 5月 | 3月末日 |
- 銀行振込(請求書払い)の場合、請求書は各請求月の初旬に発送します。お支払い期限は、請求月の翌月末日です。
- 学内振替(東大所属者のみ)の場合、請求月に部局間振替処理を行います。
ポイント残高が0になった場合の措置
<プロジェクトの停止>
プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった場合は、当該プロジェクトで起動中の仮想マシンは停止され、ユーザポータルへのアクセスを含めてmdxの利用ができなくなります。
継続利用の予定がない場合は、プロジェクトが保有するポイント残高があるうちに、mdxのストレージに保存したデータのバックアップをお願いします。
<プロジェクトの再開方法>
プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった日から起算して90日以内にポイントの購入が行われた場合は、プロジェクトを再開することが可能です。
プロジェクト再開後は、仮想マシンやストレージに保存されたデータを含め、プロジェクト停止前の環境がご利用いただけます。但し、プロジェクト停止中も、起動保証仮想マシン用予約分の計算資源およびストレージの容量に応じてポイントが消費されます。プロジェクトを再開する場合、まずはそれらに対してポイントが消費されるため、不足のないようポイントを追加ください。
<プロジェクトの自動削除>
プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった日より起算して90日以内にポイントの購入がない場合、当該プロジェクト(仮想マシンやmdxのストレージに保存されたデータを含む)は削除されます。
mdxを利用可能な研究公募・助成制度など
mdxを無償で利用可能(ポイントが無料で付与される)もしくは利用料金の一部をカバーできる研究公募などがあります。詳細は、mdxの利用を対象とした公募型研究課題等のページをご参照ください。