利用料金(2025年度)

mdxのご利用に際しては、予めmdxポイント(以下、「ポイント」)をご購入いただく必要があります。
仮想マシンやストレージなど(以下、「資源」)を利用することで、購入したポイントが消費されます。(プリペイドカードのイメージです。)
ポイントの購入およびお支払方法、資源別の消費ポイント一覧については、本ページをご参照ください。また、課金についてはmdxチュートリアル動画でも説明していますので、併せてご参照ください。
なお、ポイントには有効期限があります。ポイントの払い戻しは一切いたしませんのでご注意ください

mdxポイントについて

  • 1ポイントあたりの価格は1円(税別)です。
  • 購入したポイントは、プロジェクトごとに管理され、同じユーザがmdx上で複数のプロジェクトを作成している場合であっても、他のプロジェクトには流用できません。
  • プロジェクトに複数のポイントが登録されている場合には、以下の優先順でポイントを消費します。
    ①ポイントの有効期限が早いもの
    ②有効期限が同じ(e.g. 3月31日)場合、ポイントの登録日が早いもの

 

消費ポイント一覧(2025年度)

  • お試しプロジェクトは無料(ポイントの購入は不要)です。
  • 計算資源は、プロジェクトタイプによって、消費ポイントの差があります。(下記表参照)
    - 通常プロジェクトは、「起動保証仮想マシン用予約分」*および「仮想マシン起動分」**に応じて消費されます。
    - ノード専有プロジェクトは、仮想マシンの起動の有無に関わらず、ユーザが申請した資源量*に応じて消費されます。
  • ストレージ資源は、ユーザが申請した資源量(容量)*に応じて消費されます。実際の使用量ではありません。
  • グローバルIPアドレスは無料でご利用いただけますが、ユーザポータルで必要数を申請いただく必要があります。

*   ユーザポータルで申請し、割り当てられた資源量
** 実際に起動した仮想マシンに使用した資源量
※各資源の詳細スペックは、システム概要をご参照ください。

資源種別
プロジェクトタイプ
利用資源 消費ポイント 消費開始のタイミング
計算資源 通常プロジェクト CPUパック *1
(1パックあたり)
起動保証仮想マシン用予約分 *8 0.1ポイント/時間 申請が承認された時点
起動保証/スポット仮想マシン起動分*9 0.1ポイント/時間 仮想マシンを起動した時点
GPUパック *2
(1パックあたり)
起動保証仮想マシン用予約分 *8 50ポイント/時間 申請が承認された時点
起動保証/スポット仮想マシン起動分*9 50ポイント/時間 仮想マシンを起動した時点
ノード専有プロジェクト 汎用(CPU)ノード(1ノードあたり)*3 30.4ポイント/時間 申請が承認された時点
演算加速(GPU)ノード(1ノードあたり)*4 800ポイント/時間
ストレージ資源 仮想ディスクストレージ (1GBあたり) *5 0.03ポイント/日 申請が承認された時点
高速内部ストレージ (1GBあたり) *6 0.03ポイント/日
大容量ストレージ (1GBあたり) *6 無料
オブジェクトストレージ (1GBあたり) *7 無料
グローバルIP
アドレス
  無料
※但し、申請は必要
 
  • *1 通常プロジェクト用CPU:1パックあたり1仮想CPUコア+1548MB(約1.51GB)メモリ
  • *2 通常プロジェクト用GPU:1パックあたり1GPU+18仮想CPUコア+約57.60GBメモリ
  • *3 セキュア(ノード専有)プロジェクト用CPU:1ノードあたり152仮想CPUコア+約256GBメモリ 
  • *4 セキュア(ノード専有)プロジェクト用GPU:1ノードあたり8GPU+152仮想CPUコア+約512GBメモリ 
  • *5 仮想マシン起動用の仮想ディスク用ストレージのサイズ
  • *6 ファイルシステム領域のサイズ
  • *7 ユーザポータルで申請
  • *8 起動保証仮想マシン用にプロジェクトに割り当てられた予約資源
  • *9 起動中の仮想マシン(※仮想マシンの種別は問わない)で使用している資源

※*3から*8は、仮想マシン起動の有無、データの保存量に関わらず、割り当てられた資源量に応じて消費される

計算資源(CPU,GPU)のポイント消費イメージ

仮想マシンには、「起動保証仮想マシン」と「スポット仮想マシン」の二種類があります。
それぞれの計算資源(CPU,GPU)のポイント消費は、下表のとおりです。
「起動保証仮想マシン」として起動するには、まずはユーザポータルで、必要なGPU,CPUの量を申請(予約)する必要があります。
起動保証仮想マシン用に割り当てられた資源(=起動保証仮想マシン用予約分)がある場合は、ユーザポータルで仮想マシンを起動する際に、”起動保証仮想マシンとして起動する”にチェックを入れます。ここでチェックを入れない場合は、「スポット仮想マシン」として立ち上がります。

仮想マシン種別  計算資源の消費対象 備考
起動保証仮想マシン

起動保証仮想マシン用予約分 」+ 「仮想マシン起動分」に応じてポイントが消費されます。

「起動保証仮想マシン予約分」は、仮想マシンを起動していなくてもポイントが消費されます

スポット仮想マシン

仮想マシン起動分」に応じてポイントが消費されます。 仮想マシンの起動が保証されていないため、mdx全体の資源量が逼迫した際は、仮想マシンの起動ができない、または、起動できても停止される可能性があります。仮想マシンを停止したくない場合は、起動保証仮想マシンの利用をご検討ください。

以下の図は、仮想マシンのポイント消費のイメージです。

  • 赤枠で囲まれた部分が, 「起動保証仮想マシン用予約分」です。
  • 黄色および青部分が「仮想マシン起動分」です。※黄色がスポット仮想マシン、青が起動保証仮想マシン
  • プロジェクトの資源量については、ユーザポータルのプロジェクトタブ>「プロジェクト情報」にてご確認いただけます。

 

ポイントの購入方法

  • 新規購入、追加購入のいずれも、「プロジェクト申請ポータル」にて申請ください。購入方法は、mdx利用手引きの「5.ポイント申請の流れ」をご参照ください。
  • ポイント購入は、プロジェクト申請ポータルにて「ポイント購入者」として登録のある方のみ、申請可能です。
  • ポイントは以下の購入受付期間内であれば、随時購入可能です。
      当該年度利用分:4月1日から翌年2月28日まで
      翌年度利用分(予約):3月1日から3月31日まで
  • 1ポイントあたりの価格は1円(税別)です。
  • ポイントの購入単位は、5,000ポイント(5,000円/税別)となります。
  • 一度購入したポイントは、有効期限切れ、不要になった等理由のいかんを問わず返金しません

 

ポイント付与の時期

ポイントの付与は支払方法により異なり、それぞれ以下のタイミングで行われます。

  • 銀行振込(請求書払い):購入申請がmdx管理者によって承認された時
  • クレジットカード決済:購入申請がmdx管理者によって承認され、ユーザによるクレジット決済が完了した時
  • 学内振替:購入申請がmdx管理者によって承認された時

ポイントの有効期間

ポイントの有効期間は、ポイントが付与された日から6ヶ月*または年度末(3月31日)までのいずれか早い日までとなります。
4月1日から9月30日に購入したポイントについては、年度末を待たずに付与日から6ヶ月を経過した時点で失効します。
10月1日から翌年1月31日に購入したポイントについては、6ヶ月経過を待たずに年度末で失効し、翌年度への持越しはできません。

*6か月の計算例

  • 4月3日にポイント付与⇒10月3日24時(10月4日0時)失効
  • 4月30日にポイント付与⇒10月31日24時(11月1日0時)失効
  • 8月30日にポイント付与⇒2月28日24時(3月1日0時)失効 ※閏年の場合は、2月29日24時(3月1日0時)失効
  • 11月25日にポイント付与⇒翌年3月31日24時(4月1日0時)失効

 

ポイントのお支払方法

お支払い方法は、以下の三通りです。

  • 銀行振込(請求書払い):原則、東京大学所属者は利用不可。但し、科研費を除く。
  • クレジットカード決済:東京大学所属者は利用不可。クレジット決済の場合、購入申請の承認後5営業日以内に、ユーザ自身で決済用ページ(外部)にて決済を行っていただきます。なお、クレジット決済に限り、1回あたりに購入できるのは5,000,000(500万)ポイントが上限となります。
  • 学内振替:東京大学所属者のみ利用可。但し、科研費の場合は銀行振込のみ。

<所属および支払予算による支払方法一覧>

支払者所属 東京大学
東京大学以外
(個人を含む)
支払予算 科研費 科研費以外 全ての経費
(支払予算を問わない)
支払方法 銀行振込(請求書払い) ×
クレジットカード決済
※一括のみ
× ×
学内振替 × ×

<支払方法による発行書類一覧>

発行書類 請求書
(郵送)
利用通知書
(明細)
領収書
支払方法
銀行振込(請求書払い) ×
クレジットカード決済 × ×
学内振替 × ×

<請求月および支払方法等変更期限>

お支払い方法が銀行振込(請求書払い)または学内振替の場合、ポイント付与日を基準に月ごとの購入ポイント数を合算後、以下の請求月に請求または学内振替を行います。
ポイント購入申請の取消・お支払方法の変更およびお支払情報の編集は、以下の変更期限まで可能です。但し、ポイント購入申請の取消は、「ポイントが未使用の場合」に限り可能です。

ポイント付与月 請求月 ポイント購入申請取消・
支払方法変更期限
4月 6月 4月末日
5月 7月 5月末日
6月 8月 6月末日
7月 9月 7月末日
8月 10月 8月末日
9月 11月 9月末日
10月 12月 10月末日
11月 1月 11月末日
12月 2月 12月末日
1月 3月上旬 1月末日
2月 3月下旬 2月末日
3月
(翌年度利用分のみ)
5月 3月末日
  • 銀行振込(請求書払い)の場合、請求書は各請求月の初旬に発送します。お支払い期限は、請求月の翌月末日です。
  • 学内振替(東大所属者のみ)の場合、請求月に部局間振替処理を行います。

 

ポイント残高が0になった場合の措置

<プロジェクトの停止>

プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった場合は、当該プロジェクトで起動中の仮想マシンは停止され、ストレージへのアクセスを含めmdxの利用ができなくなります。
継続利用の予定がない場合は、プロジェクトが保有するポイント残高があるうちに、mdxのストレージに保存したデータのバックアップをお願いします。

<プロジェクトの再開方法>

プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった日から起算して90日以内にポイントの購入が行われた場合は、プロジェクトを再開することが可能です。
プロジェクト再開後は、仮想マシンやストレージに保存されたデータを含め、プロジェクト停止前の環境がご利用いただけます。但し、プロジェクト停止中も、確保しているストレージの容量に応じてポイントが消費されます。プロジェクトを再開する場合、まずはそれらに対してポイントが消費されるため、不足のないようポイントを追加ください。
※年度末については、4月1日00:00時点のポイントが±ゼロとなるよう調整します。但し、3月に翌年度利用分としてポイントを購入していない場合、新年度に入るとポイントの消費が再開するため、ポイントを購入してプロジェクトを再開する際、停止中に消費されていたポイントの補填が必要です。
4月1日から切れ目なくmdxをご利用になる場合、必ず3月中に翌年度分のポイントをご購入ください。

<プロジェクトの自動削除>

プロジェクトが保有するポイントの残高が0になった日より起算して90日以内にポイントの購入がない場合、当該プロジェクト(仮想マシンやmdxのストレージに保存されたデータを含む)は削除されます。

 

mdxを利用可能な研究公募・助成制度など

mdxを無償で利用可能(ポイントが無料で付与される)もしくは利用料金の一部をカバーできる研究公募などがあります。詳細は、mdxの利用を対象とした公募型研究課題等のページをご参照ください。