ご利用の流れ

1. mdx の利用に必要なアカウント

mdxの利用には、全国の大学等と国立情報学研究所が連携して構築する学術認証フェデレーション(学認) のアカウント(以後、学認ID)を使用します。ご所属機関が学認(GakuNin)の参加機関となっているかどうかについては、学認IdP・SP一覧ページ の”アイデンティティプロバイダー:IdP”をご参照の上、ご確認ください。

なお、学認IDでmdxを利用するためには、各機関様においてmdxを利用するための学認IdPの属性発信設定が必要となります。こちらの設定が完了しているかについては、ご所属機関の学認ご担当者の方へお問い合わせください。

学認IdPの属性発信設定についてはIdP・SP一覧ページの”サービスプロバイダー:SP”にあります、mdx(データ活用社会創成プラットフォーム)のIdP管理者向け情報を学認ご担当者の方へご案内ください。

学認IDが発行できない機関 (民間企業等) については mdx 独自アカウントを発行しますので、mdxローカル認証用ユーザID申請フォームより申請をお願いいたします。
※フォームを正しく表示・動作させるために、以下のブラウザのご利用を推奨します。 Google Chrome(最新版), Safari(最新版)

2. 利用申請

mdx の利用にあたっては、利用規約をご確認の上、プロジェクト申請ポータルにて利用目的や、必要資源量等の必要事項を入力します。
連携機関の機関管理者による審査が行われ、承認されるとプロジェクト申請一覧の申請状況に、「承認済/ approved」として表示されます。
申請したプロジェクトのステータスについては、プロジェクト申請一覧画面でご確認ください。

プロジェクトタイプ主な利用
お試しプロジェクトmdx 利用するための環境について事前確認等を行うためのプロジェクトです。利用期間は 3 カ月間となっています。
通常プロジェクトCPUコア または GPU単位での申請となります。必要となる資源量を自由に設定してプロジェクトを申し込むことができます。
利用目的、適切な資源量が申請されているか等、申請内容に基づいて機関管理者による審査が行われます。
セキュア(ノード専有)プロジェクト汎用ノードまたは演算加速 (GPU)ノード単位での申請となります。資源量に限りがあるため、利用目的、申請資源量によっては申請を却下、または資源量に空きが出るまでお待ちいただく場合があります。
セキュアプロジェクトの申請については、以下の点に注意してください。
重要な個人情報など機微な情報を扱うため、セキュリティが非常に重要な場合に使用を考慮してください。通常のVMはハイパバイザの機能によりテナント間の隔離が行われますが、セキュアノードでは、ハイパバイザに加えてmdxの管理者しか設定できないネットワークの機能により他のテナントから分離されます。
一方、ノード単位での割り当てとなるため多くの資源を常時専有することとなります。このため、セキュアノードは貴重な資源です。なお、高いセキュリティの確保には、セキュアノードを使用するだけでなく設定も重要です。

3. プロジェクト利用

プロジェクトが承認されると、ユーザポータルへのログインが可能となります。 ユーザポータルでは、プロジェクトに割り当てられた資源を元に仮想マシンの作成や、プロジェクトで利用するアプリケーションのインストール作業などが可能となります。
プロジェクトを複数の管理者で管理するには、ユーザポータルでユーザを追加頂く必要があります。プロジェクト管理者は仮想マシンの作成・起動・停止等を行うことができます。


学認ご担当者様へ

mdxでは国立情報学研究所が運営している学認(認証連携)を用いた認証が可能です。ご所属組織のIdPでmdx の利用を許可する設定をしていただければ、当該組織のIdPで認証できるユーザがmdxを利用することが可能になります。設定に必要な情報(Entity ID, 発信属性)は 学認のホームページ のSP(サービスプロバイダー)一覧表からmdxを検索の上、ご参照ください。
mdxはデータ科学・データ利活用アプリケーションでの利用に焦点を当てた新しいデータ基盤・計算基盤です。この機会に貴組織のメンバーへの利用許可をご検討ください。設定が完了しましたら、プロジェクト申請ポータルユーザポータルへ、学認を用いた認証でアクセス可能かどうかをご確認ください。